第72回例会
開催日 平成16年4月22日(木)
開始時刻 18時
場所 青山メトロ会館(外苑前)
演題 教育制度の改革と慶應義塾の将来
講師 鈴木 寛 氏(参議院議員 文教科学委員会理事)
参加者 26名
参加者名簿 池田秀雄、池田秀紀、稲葉義平、入江央、岩崎圭二郎、岩崎弘明、岡田憲彦、奥山恵崇、菊地弘、倉岡英雄、坂本一宣、佐藤猛一、鮫島暉幸、舘内篤彦、立石弘道、二宮明徳、根立正史、浜田庄司、林久雄、星野仁一、堀口俊一郎、三浦清次、宮川保弘、宮本嘉彦、村林治、米山和彦、ほかゲスト1名
三田評論 2004年7月号(1070号)に掲載
 4月22日午後6時より、「青山メトロ会館」にて開催。
 本年初めての顔合わせである第72回例会には、参議院議員・鈴木寛氏をお招きし、「教育改革制度と慶應義塾の将来」というテーマでご講演を願った。
 例会講師に現役国会議員の登場は、当三田会としては初めてのケース。鈴木氏は旧通産省から本塾環境情報学部助教授に転じた後、2001年参院選挙に東京都選挙区から立候補し当選。新進気鋭の銀として精力的に活動中だが、特に教育制度改革について造詣が深く、参院文教科学委員会理事の要職にある。
 ちなみに、短期間ながらSFCでの鈴木ゼミは塾伝統の「実学」を標榜、実践する指導ぶりが当時塾生の間で抜群の人気を集めていた由。我が国の教育の現状について強い危機感を抱く鈴木氏は、21世紀(ポスト・モダン)の学校教育の在り方、ならびに「大学ビッグ・バン」を迎えんとする折から、塾として志向すべき諸戦略につきいささかの気負いもなく淡々と、卓見を開陳し聴衆を魅了した。講演後のパーティーでも講師を囲んで歓談の輪が広がり、国政の場における鈴木議員のさらなる活躍を祈念して全員でエールを送り散会した。
 なお、当三田会では本年も「義塾国際交流資金」として塾に対して10万円の寄附を実行した。
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